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トップ  >  オムツ皮膚炎・カンジダ症
オムツ皮膚炎 ・ カンジダ症

おむつ皮膚炎とはおむつ ・ 尿 ・ 便などの刺激で皮膚が炎症を起こす病気です。これに、カンジダというカビの菌が増殖し炎症を増長させたものがカンジダ症です。
●好発部位は

肛囲、外陰部のまわり、下腹部、殿部、鼠径部、おむつカバーの縁がすれるところです。

●症 状 は

肛囲や外陰部のまわりが赤くなったり、おむつの当たるところ全体が赤く脹れカサカサしたり、おむつカバーの縁がすれて腹部と大腿のつけねが赤く脹れたり症状はさまざまです。症状が強いとびらんといって皮膚の表面がむけたようになることもあります。
●原 因 は
尿や便やおむつの刺激です。尿や便を含んだおむつが皮膚に接触していたり、長時間おむつをしているためにむれたりすることで炎症を起こしてしまいます。誘因として「下痢をしていた」 「排便後おむつを替えるのが遅れた」「入浴回数が減った」などがあげられます。
これにカンジダというカビの菌が増殖したものがカンジダ症です。カンジダとは健康な人にも常在菌として存在していますが、菌の発育に都合のよい環境(温度・湿度が高い)だったり、皮膚炎を起こし局所的に抵抗力が弱くなっていると菌が増殖皮膚に病変を生じてしまいます。
●治 療 は
亜鉛華軟膏をつけて皮膚を保護し炎症を抑えます。症状が強い時はステロイドと抗生物質の混合薬(抗菌作用と炎症を抑える作用があります)を併用します。

カンジダ症には抗真菌剤を使いますが、抗真菌剤だけでは炎症がおさまらない時はおむつ皮膚炎と同様の治療を併用します。
薬をつけること以外にもおむつの交換回数を増やして皮膚を清潔に保つことも大切です。
●注意すること
 ・ 排便、排尿後は早めにおむつを交換して下さい。

 ・ おむつを交換する時は、ぬるま湯を含ませたやわらかい布で皮膚をこすらないように拭くか、ぬるま湯で洗い皮膚を清潔にしてください。

 ・ 布おむつは尿で濡れたおむつが皮膚に直接触れるため症状が悪化してしまいます。吸水性 ・ 通気性の良い紙おむつを使用して下さい。
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