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ガングリオン


●症状は
関節やその周辺にゼリー状の粘調液がたまり、大豆大から鶏卵大くらいの大きさに膨らむ病気で、ふつう痛みはありません。この粘調液がたまる原因はわかっていません。
●好発部位は
手関節周辺が最も多く70%以上を占めています。それに続き手指、足背、足趾、膝窩部などに多く発生します。
●好発年齢 ・ 職業 ・ 男女比
10〜30歳台が70%近くを占めていますが、乳児から高齢の老人にまで広く発生します。主婦、学生、一般労働者に多く、重労働者やスポーツ選手には少ないようです。
●治療は
注射器による穿刺吸引をします。これはゼリー状の内容物だけを吸い取る方法なので、嚢腫(粘調液が入っていた袋)は残っているため再発することがあります。

吸引後はガーゼや包帯で圧迫して再発を予防します。

数回穿刺をしても再発する場合は完全摘出術という方法がありますが、一般的に日常生活に支障をきたさない場合は手術はしません。
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