ジベルばら色粃糠疹(ひこうしん)


●ジベルばら色粃糠疹とは
体幹や四肢に赤い発疹ができふつう1〜2ヵ月位で治っていく病気で、20〜30歳代に多く発病します。この病気の原因はまだわかっていないのですが、他の人にうつることはなく内臓に異常があるわけでもありません。
●症状は
はじめに1〜3cm位の楕円形で赤くカサカサした発疹が1個でき、その1〜2週間後に半米粒大〜小豆大の赤い発疹が体幹・四肢の中枢側(四肢のつけ根の方)に多発します。軽いかゆみを伴うこともありますが自覚症状がないことも多いためはじめに出る大きい発疹に気づかない人も多いようです。
●治療は
治療は、おもに副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)の外用薬を使いますが、発疹・痒みなどの症状が強い場合は抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤、副腎皮質ホルモン剤などの内服薬を併用することもあります。
●経過は
この病気のほとんどは1〜2ヵ月くらい、長くても3ヵ月前後で治ります。ときに、治療があまり効かず少し長引くこともありますが必ず治るので心配はありません。

また、再発したり他の人にうつったりすることもないので入浴を含め普段の生活で問題ありません。