癜 風(でんぷう)


●癜風とは
俗に「なまず」とも呼ばれています。癜風菌というかびが原因で皮膚に薄茶色あるいは白色の発疹ができる病気です。症状が悪化すると地図状からだ全体に広がることもあります。

癜風菌というかびは皮膚の常在菌で誰にでもある程度の量は存在するのですが、脂の分泌が多い青壮年期や夏に汗を多くかく時期などに菌が増殖し症状が現れます。

皮膚症状は、薄い茶色や白く色が抜けた様になりますがかゆみなどの自覚症状はほとんどありません。
●好発部位は
胸部 ・ 背部 ・ わきの下 ・ 上肢など脂の分泌の多い部位(脂漏部位といいます)に好発しますが、まれに顔面にも生じることがあります。
●治療は
治療は抗真菌剤(かびをころす薬)の外用を1日1回患部に広めに塗ります。
●注意することは
 ・ 外用は皮膚がきれいになるまで続けて、その後もしばらく続けた方良いでしょう。

 ・ 汗をかいたらまめにシャワーをあびて汗を流して下さい。

 ・ 白斑は治ったあとのことが多く、徐々に消えるのを待つしかありません。