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トップ  >  みずいぼ(伝染性軟属腫)
伝染性軟属腫《みずいぼ》


●原因は?
軟属腫ウイルスが皮膚に感染するために生ずる病気です。
●症状は?
個々の皮疹は真ん中が少し窪んだ数ミリ程度の皮膚の盛り上がりからなり、子供のからだに好発し、普通多発します。痒みを訴えないことが多いようですが、ときにみずいぼの周囲に湿疹様の変化がみられ、痒みがあることもあります。
●どこで感染する?
みずいぼは接触性に感染するとされており、感染ルートとしてプールや入浴時などの直接接触によることが多いようです。また、アトピ―性皮膚炎患者のように、皮膚がかさかさしているとウイルスがより容易に感染すると考えられます。
●治療は?
現時点では有効な薬はなく、ピンセットでみずいぼをつまみとるのが確実な方法です。しかし、必ずしも治療しないと治らないわけではなく、個々の「みずいぼ」は半年ぐらいで消退します。したがって、「みずいぼ」は無理に治療する必要はありません。

当院では、「みずいぼ」は放置し、自然治癒を待つということを基本方針としています。理由は、いずれは治るものであること、治療に痛みを伴うこと、「みずいぼ」自体、健康ということ関してはなんら害はないという理由からです。

プールでうつることがあるという理由で、「みずいぼ」の治療を強要する学校やスイミングスクールがありますが、このような考え方は行き過ぎだと私は考えています。

(文責:三原一郎)
最終更新日:2004/12/30

水いぼでもプールOK
医師ら実態分析して提言

(朝日新聞から)


東京都八王子市の小児科医、山田真さんは「たかが水いぼ」を「この十数年考えつづけてきた」という。夏が近づくたびに、「子どもの水いぼを取ってほしいという親が病院を訪れるからだ。

水いぼがあると、プールに入れない幼稚園や保育園がある。医師の所へやってくる母親はたいてい、そういった「隔離政策」に悩んでの末だ。

山田さんの病院だけではない。同じような悩みを抱く小児科医や皮膚科医は少なくない。夏前になると、厚生省へも各地の保育園から、水いぼにかかっでいる子どもの扱いについて問い合わせがあるという。

水いぼは専門的には伝染性軟属腫といい、主に子どもがかかる皮膚感染症で、ウイルスが原因。白いしんのある、米粒ほどの水っぽいぶつぶつができる病気だ。自然に乾いてとれるが、治るまでに数力月から数年と、長期間かかる場合が多い。しかし、完治すると再感染することのない、良性の病気といわれている。おもな感染経路は、水いぼのできている皮膚との接触。集団生活のなかで、皮膚が触れ合う機会は多くあり、プールだけを禁止する意味はあまりない。

そればかりか、いぼの切除方法としでは主に、ピンセットでつまむ「むしり取り」だ。非常な激痛を伴い、泣き叫ぶ子もいる。何個もあれば取りきれない。

アトビー性皮膚炎の症状を悪化させている場合や本人が望む場合などを除き、特に治療の必要はないと考える小児科医は多い。

福井県鯖江市医師会は1988年、県内107の保育園 ・ 幼稚園を対象に、調査した。いぼの切除を原則とする園は56.6%で、ブールを停止している施設は62.9%あった。しかし、切除していても、「水いぼを持つ子どもの数はほとんど変わらない」と答えた施設が42.8%あり、20%以上の施設は「増加した」と回答している。

同医師会では完治までの期間や症状などにも言及し、.廖璽襪鬚海良袖い里燭瓩剖愡澆垢襪海箸魏める原則として、一切の治療の必要はない、という二点を、集団生活を指導する立場の人々に訴えている。

同医師会の小児科医、小林文雄さんは良性の病気のために、手どもの楽しみを取り上げることや、苦痛を伴う切除を強制することの理不尽さを強調する。

「そもそも、集団生活には病気の感染はつきもの。しかし、小さいうちにかかつておけば、それですんでしまう病気もある。感染し、免疫をつけることは丈夫な体を作るために必要だ」

山田さんは、結核のようにに法律で決まっているものはともかく、それ以外の病気で登園を制限する科学的根拠の弱さを指摘する。いぼのほかにも、手足口病や伝染性紅斑(りんご病)などが制限の対象になりがちだ。

手足口病は感染力を持っている期間は一月ほどあるが、症状が出ない限り、保菌者を特定できない。また、りんご病も、紅はんが出たころにはほとんど感染力を失っているため、症状が出てからの隔離にほとんど意味はないという。山田さんは「幼児期に多くの感染症にかかっておいたほうがいいという説もある」という。

「自分の子どもは隔離したくないけれど、他人の子はは隔離したいと多くのひとが思っているだろう。しかし、だれでも体のどこかに、他人にうつるウイルスや細菌を持っている可能性はある。社会はそういう人間の集まりであり、その中で私たちの体は抵抗力をつけていくのです」

法律はどうか、国の説明によると

幼稚園や学校での伝染病への対応は学校保健法で定められている。

文部省が1999年3月にまとめた「学校において予防すべき伝染病の解説」によると、水いぼの場合、ビート板や浮き輪の共有は避けるように指導しているが、プールに入ることまでは禁止していない。りんご病や手足口病なども、本人の状態さえ良く、症状が発しんだけであれば、出席停止の必要はない、としている。

同省幼稚園課では、水いぼの子どもに対するプールの禁止などについで、「基本的には園と保護者間の理解に基づいて対応を決めでほしい」という。

厚生省保育課によると、保育園での対応は「学校保健法に準じる」。保護者に不満や不安がある場合は、解消するようによく話し合うことを指導し、子どもにストレスのかかるほどのプールの禁止は行き過ぎだと説明している。
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