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トップ  >  編集後記(め 2005.07)

めでぃかすとる 編集後記
三原一郎
2005年7月号



4月1日に個人情報保護法が全面施行され、3ヶ月が経過しました。各医療機関においては、日本医師会より細かな対応が小冊子として配布されていますので、院内掲示や運用規則などの対策は済んでおられると思います。しかし、それで終わるのではなく、われわれは秘匿性の極めて高い個人情報を大量に扱っており、 それを安全に管理する義務があるということを再度自覚し、患者情報の漏出や紛失などがないよう、日々心がけることが肝要です。


当地区医師会においても、個人情報保護法対策委員会を設置し、討議を重ね、健康管理センター個人情報運用規則を作成しました。また、これとは別に、情報の大量流出が懸念される健診などのデジタルデータの安全管理を目的とした情報システム管理規則も作成しました。共に、どこに出しても恥ずかしくない立派な規則が出来上がったと思っています。しかし、いくら立派な規則であっても、それを遵守できなければ絵に描いた餅です。今後は、作成した規則がきちんと運用され、機能しているかが問われることになります。そのためには、定期的な監査による評価が欠かせません。また、一方で、職員一人ひとりが個人情報を守ることの必要性 ・ 重要性を認識し、事故防止に努めることも必要です。


リスクとは、組織の目的に悪影響を与える不確実因子とされ、これを完全に排除することは不可能ですが、できる限りこれを把握し、危機を未然に防ぐ必要があります。これをリスク ・ マネジメントといいますが、企業としての当地区医師会にとっても、リスク ・ マネジメントは重要なテーマであり、今後とも手抜きすることなく取り組んで行くべきです。