山形県医師会史発刊に伴う、あとがき
私は、平成14年度から県医師会の役職に就きましたので、もっとも若輩の会史編纂委員ということになろうかと思います。会史の編纂作業は、私が委員に就任したときは、すでに最終段階に入っていました。お恥ずかしながら私は、会史編纂委員会に一度だけ、しかもテレビ会議で参加し、装丁や印刷業者の選定などに、関与させて頂いたに過ぎません。
会史の内容についても、その目次に目を通しただけですが、山形県医師会の50年にも及ぶ輝かしい歴史の重みを感じとることができました。
現在、県医師会の中で私は、おもに情報 ・ 広報関連を担当しております。近年のインターネットに代表されるITの急速な普及に伴い、県医師会から郡地区医師会あるいは各会員への情報提供のあり方が大きく変わろうとする節目の時期にあると考えています。情報は、従来の上意下達的な流れから、より迅速、大量に、水平方向に流れるよう、変化してきています。このような情報革命は、県医師会が会員と一体化し、より開かれた組織として発展していく起爆剤になることを期待しているところです。
今回の発刊に際し、いままでの５０年の歴史に劣らぬよう、今後、県医師会のIT化が、山形県医師会史の中に、発展的な取り組みであったと位置づけられるよう努力していきたいと考えております。