ID : Pass : 新規登録
メインメニュー
リンク
医師会長だより
Net4Uホームページ
ほたる
庄内プロジェクト
庄内南部地域連携パス推進協議会
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

トップ  >  第8回

<第1回> <第2回> <第3回> <第4回> <第5回> <第6回> <第7回> <第8回> <第9回> <第10回> <最終回>


第8回: 導入体験記その3(中里医院)


はじめに

平成14年の秋、三原先生から「日医で無料のレセコンを出している。」と、大変良いお話をうかがいました。私も日ごろから、「レセコンは高すぎる。」と、思っておりましたので、すぐにその話に乗ってしまいました。それが苦難の道の始まりでした。


サ−バ−用パソコンの選定

当時はベンダ−もあまりなく、200万円は出したくないとの卑しい根性で、「全部自分でやる」との無謀な計画をたてました。

すぐに最初の難問が待っていました。Unix Debianをインストールできるパソコンをさがすことでした。日医のホームページに、富士通などの古い型でUnixをインストールできる機種が載っていましたが、販売しているところが見つかりませんでした。そこで困りはて、Unix DebianのCDを販売していた「ハイパ−コア社」に聞いてみました。

推薦してくれたのが、NECのCPU650MBのサ−バ−用パソコンでした。価格も7万円くらいでしたのですぐ購入しました。DebianのCDが6,500円で合計76,500円のレセコンを手にいれたと大喜びしたのは、つかの間でした。


OS Unix Debianのインストールl

Unix Debianのインストールを始めるとすぐ、 ハードディスクのパーティションなどを設定しなければなりません。自分1人ではインストールはできないとすばやくあきらめ、いつもパソコンの相談をしている業者のシ−ガルに、すがることにしました。

ここから、私とシ−ガルとの共同作業が続きます。日医で出している、50ペ−ジ程のマニュアルを読みながらのインストール作業が、2週間程かかりました。三原先生に言わせれば「何をやってんの?」とおっしゃるでしょうが、タイプミスがあったり、マニュアルの作業のやりなおしで、土曜 日曜 深夜と作業を続けました。Debianが立ち上がった時は、硬い握手で喜びを分かちあったのでした。


ORCAの インストール

UNIX OSが立ち上がったサ−バ−に、日医から無料のレセコンソフトORCAをダウンロードします。ORCAのインストールにはDebian程時間はかかりませんでした。

しかし難問は、古いレセコンからのデータ移行でした。ベンダ?でもこの作業には30万円位いただいているようです。トスメックにお願いして、データをCSV ファイルに落としてもらいました。再び、日医のマニュアルをたよりに試行錯誤の作業がはじまりました。このDataには,患者さんの氏名 住所 保険情報が入っていますので間違いは許されません。なんとか移行作業はおこないましたが、結局は5,000件のデータを1件1件確かめる作業をやらざるをえませんでした。この頃になると、「お金を出してもベンダ?に頼んだほうが良かったかなー。」と、くじけました。。しかし、この苦労のおかげで、DebianとORCAの構造が理解できました。


サーバーPCの性能

トスメックとORCAの並行運用がはじまると、ORCAサーバーの性能不足が目立ってきました。CPUが650MBでは、処理が遅くて実用にならないことが解かってきました。2.5GBのCPUが普通の仕様でしたから当然です。ここでまた、「失敗した。…」と落ち込みました。「もはや、意地をはっている場合ではない、ベンダーからサーバーを購入しよう!」との結論に達しました。最初の意気込みはどこかに飛んでおりました。東京のベンダーであるJRCエンジニアリングにお願いしました。「ORCAが、インストールしてある、サーバーPCを売ってもらえませんでしょうか?」 「いいですよ!」

うれしかったと同時に、節度のなさを反省しました。1台30万円程で、送っていただきまして、それ以来ORCAの好調が維持されています。


費用の検討

ベンダーに頼まないで、院長がORCAを導入すると、PC2台とプリンター2台で約100万円位でできあがるかと思います。しかし、院長の数百時間の人件費ははかり知れないものがあります。三原先生が、「ORCAの新規導入は、ベンダーに頼むほうがいい。」とおっしゃるのは当然だと思います。最近では、医師会協同組合で割合安く導入できるようです。


おわりに

現在は、ORCAサーバー2台と、WindowsORCA子機3台の5台のネットワークで運用しています。レセプトもペーパーレスのレセ電で請求しています。ORCAなしでは1日も診療できません。火事になったら、医師免許とORCAサーバーを持って行くように従業員に指導しているところです。